「アーセナル、バルセロナ所属の期待の若手マルク・カサドを注視と報道も実際には…」　　今2025/26シーズンが開幕しても、移籍に関してはさまざまな報道が錯綜している。プレミアリーグの各クラブが1月の補強方針を慎重に探っている状況のようだ。　プレミアリーグのアーセナルが、ラ・リーガのバルセロナ所属のMFマルク・カサドを注視しているとUKメディア『Arsenal News』が報じた。同選手にはアーセナルのライバルであるチェルシーも関心を寄せており、スペインメディア『Mundo Deportivo』によると、チェルシーは3,500万ユーロ（約61億円）規模のオファーを準備しているという。カサドは今シーズンの公式戦7試合に出場しているが、平均出場時間は33分にとどまっており、この評価額は高いとみられている。　そのアーセナルだが、すでに中盤の層は厚い。MFマルティン・スビメンディ、MFデクラン・ライス、MFミケル・メリーノが主軸を担い、さらにMFクリスティアン・ノアゴールも加わった。クラブは6番の補強を急ぐ必要がなく、むしろ攻撃的な補強を優先するとみられている。　他のさまざまな報道では、アーセナルがセリエAのユベントスのFWケナン・ユルディズを注視していると伝えられている。　一方で、チェルシーは早期入札で他クラブを揺さぶる戦略を継続しているが、カサド本人はバルセロナ残留を望んでいるようだ。　『Mundo Deportivo』は、直近のセビージャ戦（1-4）で彼が出場機会を得られなかったことを指摘し、ハンジ・フリック監督の下での立場が、移籍判断を促す可能性を示した。また、この報道は代理人によって意図的に流された可能性も指摘されており、アーセナルが実際に交渉へ動く可能性は低いとも伝えられている。