#022 今週の暦(7/15-21) & 藤富保男の詩「考証(より)」
Description
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。
7月15日から21日の「今週の暦」、そして、アートドキュメンタリー「Edge」の「詩人・藤富保男に関する余計な考察 詩の姿・形・像」より、詩集「第二の男」から「『考証』より」をお届けします。
再生の前に検索👉江戸時代の浮世絵師、歌川広重による「名所江戸百景」の一枚、第52景の「大はしあたけの夕立」
【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】
7月15日(月)から21日(日)/ 旧暦、水無月十日から十六日
- 先週6日の新月で暦は水無月に入り、二十四節気は「小暑」の頃
- 12日(金)、七十二候 「小暑」末候、「鷹乃学習」へ
- 鷹の雛が飛び方を覚え、生きていくための術を親から学んでいく頃
- かつて鷹は、人々にとって身近な存在でした。その歴史はとても古く、起源を辿れば紀元前3000年頃へ。広大な平野が広がる中央アジアやモンゴル遊牧民の間で生まれた「鷹狩り」です
- 19日(金)には、夏の土用入り。立秋直前の18日間が夏の土用
- 暑い盛りで夏バテしないよう、精のつくものを食べる習慣が広まったのは江戸の頃。代表格は、なんといっても土用の鰻。
- 江戸の名コピー「本日土用丑の日」
- 実は近年減少しつつある絶滅危惧種のウナギ。過剰な利用という漁業資源としての危機と、生息環境の悪化という野生生物としての危機
- 暦という、人々の営みの智慧を通して、見えてくる現代の姿
- 6日(土)の新月から満ちていく月は、14日(日)に上弦の月を迎え、21日(日)に十六夜で満月を迎える。登り始めた満月の上に輝くのは、夏の大三角形に、できれば天の川銀河も見つめたい
【今週の旬】
- 旬の景色は、木槿に稲穂の香り
- 旬の食卓には、モロヘイヤにスイカ、そして、土用の食卓
【今週のレメディ】
自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。
今週は、アートドキュメンタリー「Edge」の「詩人・藤富保男に関する余計な考察 詩の姿・形・像」より、詩人、藤富保男の詩集「第二の男」から「『考証』より」をお届けします。
再生の前に検索👉江戸時代の浮世絵師、歌川広重による「名所江戸百景」の一枚、第52景の「大はしあたけの夕立」
この浮世絵を一度目に焼き付けてから、再生してみてくださいね。
今週はいつもより長いです(20分)。お時間の余裕のあるときに。
【参考】
「Edge 詩人・藤富保男に関する余計な考察」 Edge 2017
「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013
「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024
国立天文台暦計算室
「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012
「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993
「GoPro: Eagle Hunters in a New World」GoPro 2017
「シリーズ:ウナギをめぐって」「【第一回】ウナギという生物の知られざる素顔と生態」、「【第二回】ウナギという魚の絶滅の危機」「【第三回】人とウナギの歴史」WWFジャパン 2018
「シラスウナギには、いま「逆風」が吹いているのかもしれない」Science Portal 2018
「<スポーツ探偵>徳川家康×鷹匠 天下人が愛した鷹狩り 今も」谷野哲郎 東京新聞 2023
「夏の大三角:3つ星座の3つ星」Star Walk 2024