#028 8/26−9/1の暦 &ナナオサカキ「二百十日」
Description
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。
8月26日から9月1日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「二百十日」をお届けします。
【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】
8月26日(月)から9月1日(日)/ 旧暦、文月(ふみづき)廿三日から廿九日
22日(木)二十四節気・処暑
- 夏の暑さは峠を越しても、まだまだ残暑の厳しい日が続く。一方で、朝夕には涼しさを感じ始めて、虫の音が次第に響き、秋の気配が混じる頃。台風が次々とやってきて、暴風雨に見舞われることも多い時期。
28日(水)七十二候「天地始粛」
- 厳しい暑さを伴う夏の気が落ち着いて、天と地、つまりは自然界全体が、静けさや寒さ冷たさへと変わりはじめていく
- 季語「秋の蜂」。この時期攻撃的になる蜂たちの様子
- スズメバチの天敵、オニヤンマ。そして、ハチクマ
31日(土)雑節「二百十日」
- 立春から数えて210日目。収穫時期に台風がやってくる農家の三大厄日のひとつ。風鎮めの祭りもこの時期行われる
【今週の月】
- 20日(火)の満月から欠けていく時期
- 「手放し」や「浄化」に良いこの時期。心や身体の声に耳を傾けて、無理をしているようであれば、月のリズムに調和して、少し手放してもいい。少し軽くなって、より健康的でより私らしく、日々を生きていく
- 26日(月)は上弦の月
【今週の旬】
旬の景色は、虫の声。都会の道路で、街路樹の下で、オフィスで、家で、虫の声に、心の風景に、耳を澄ます。
野分(のわき)。「台風」という言葉は明治以降に使われるようになったもので、英語の "typhoon" に字を当てたもの。万葉の時代からそれまではずっと「野分(のわき)」。
【つながるレメディ】
今週は、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「二百十日」をお届けします。
【参考】
「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013
「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024
国立天文台暦計算室
「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012
「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993
「犬も歩けば」ナナオ サカキ 野草社 2004
「詩人 ナナオ・サカキ 歌は歩いていく」遠藤朋之 Edge 2004
「天地始粛 / 処暑」minä perhonen
「オニヤンマはスズメバチの天敵?天敵を利用して駆除できるかを解説」ミツモアMedia 2021
「ハチクマにハチの巣を与えてみると……」東京ズーネット(多摩動物園) 2016
「タカの渡りを追う 久野公啓(写真家、渡り鳥研究家)」一般社団法人セブン-イレブン記念財団