#029 9/2-8の暦 &ナナオサカキの詩「これで十分」
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自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。
9月1日から8日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「これで十分」をお届けします。
【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】
9月2日(月)から9月8日(日)/ 旧暦、文月三十日から葉月六日
2日(月)七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
- 稲が実って、田んぼが黄金色に輝く頃
3日(火)新月・旧暦8月「葉月」・田の実の節句「八朔」
- 「八朔」には、早稲を神に捧げて豊作を祈願したり、予祝の風習が日本各地に残る。二百十日、二百二十日と並んで、農家の三大厄日
- 旧暦8月は「葉月」。彼岸花が咲き、金木犀の芳しい香り漂う月の始まり
7日(土)二十四節気「白露」・七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
- 夜の間に冷えた大気に、草花に降りた朝露が白く光る頃
- 「白露(しらつゆ)に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」とは、平安時代の歌人、文屋朝康の歌
- 陽が差し込めば瞬く間に消えてしまう露は、古来のより儚いものの代名詞
【今週の旬】
万葉の歌人、山上憶良の歌った秋の七草。「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 撫子の(なでしこ)花 女郎花(をみなえし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の花」
旬の食卓には、2000年のお付き合い、梨。そして、イワシにいちじくも。
【つながるレメディ】
今週は、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「これで十分」をお届けします。
【参考】
「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013
「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024
国立天文台暦計算室
「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012
「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993
「七十二候/草露白」高月美樹 暦生活 2023
「八朔」ジャパンナレッジ
「空の名前」高橋健司 光琳社出版 1992
「登呂遺跡のあゆみ」静岡市立登呂博物館