「フェイエノールト、日本代表DF渡辺剛の移籍金価値が下落、「批判もあり…」」　　オランダ・エールディビジのフェイエノールトに所属する日本代表DF渡辺剛が、今2025/26シーズンの全コンペティションで21試合に出場し3ゴールを記録している。渡辺は今2025年夏、ジュピラー・プロ・リーグのKAAゲントから800万ユーロ（約14億円）でフェイエノールトへ移籍した。渡辺はゲントに2023年夏に加入以降スタメンの座を確保していた。　オランダメディア『Football Transfers』は、「渡辺は800万ユーロで獲得されたが、現在の推定移籍金（ETV）は830万ユーロ（約15億円）となっている」と報じた。　渡辺のETVは2025年10月時点で980万ユーロ（約18億円）まで上昇したが、150万ユーロ（約3億円）価値が下落したという。同メディアは「渡辺は数週間で150万ユーロ価値が下落し、フェイエノールトとともに不調に陥っている」と伝えている。　渡辺は負傷の影響でUEFAヨーロッパリーグでルーマニア1部のステアウア・ブカレスト戦（3-4）を欠場した。フェイエノールトは直近7試合中5試合で敗れており、PECズヴォレ戦（6-1）を除いて調子が良くない状態が続いている。　同メディアは「渡辺に対する批判もあり、フェイエノールトは守備面でここ数週間良い印象を与えていない」と指摘した。　一方で、オランダを拠点とするサッカーデータ分析会社『SciSports』の統計データによると、渡辺は今シーズンのエールディビジでセンターバックとしては平均以上のディフェンダーであることが証明されている。　同メディアは「ボール保持時の渡辺は今シーズン平均的だが、特に守備レベルにおいてこの日本人選手は際立っている」と評価している。ただし、現在のチーム成績と28歳という年齢が、渡辺の移籍金価値下落の要因になっているとも伝えている。