「アレクサンダー＝アーノルド、リバプール退団から5か月後、プレミアリーグ復帰は…」　　ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドは、まだ存在感を示しきれていない。今2025/26シーズン序盤、アーノルドは先発と控えを行き来しながら試合に出場していたが、9月にハムストリングを負傷し、約6週間の離脱を余儀なくされた。　アーノルドは現在チームへは復帰したものの、復帰後に試合出場は果たしていない。マドリードはMFフェデリコ・バルベルデを右サイドバックとして起用しており、ポジション争いは今後も続いていきそうだ。　プレミアリーグのリバプールを今2025年夏に退団したアーノルドは、契約満了に伴い割安な移籍金でマドリードへ加入した。当時、その決断は大きな注目を集めたが、マドリードでの立場は安定していない。そうした中で、アーノルドの去就を巡る報道が浮上しているとUKメディア『CaughtOffside』が報じた。　同メディアによると、ピート・オルーク記者は、アーノルド本人もクラブ側も退団を検討していないと明言したと伝えた。同氏は、「確かにアーノルドはマドリードで理想的なスタートを切れてはいないが、負傷から回復したばかりで、エル・クラシコでもベンチ入りしていた。DFダニ・カルバハルがひざの手術を受けたため、今後は出場機会が増える可能性がある」と説明したうえで、「リバプールは彼の創造性を欠いているが、本人はマドリードを離れるつもりはない」と語っている。　さらに同氏は、「クラブがアーノルドを放出することは考えにくい。本人もマドリードで成功するという夢を諦めないだろう。アーノルドはシャビ・アロンソ監督の構想に食い込むために努力を続けるはずだ」と強調した。　今後、アーノルドが輝きを取り戻し、出場機会を得られるかが注目されているが、現時点で同選手の将来はマドリードにあるようだ。