Discover残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"態度価値はラストバリュー・ノベーション(1684回)
態度価値はラストバリュー・ノベーション(1684回)

態度価値はラストバリュー・ノベーション(1684回)

Update: 2025-12-01
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カトリック司祭の後藤文雄さんの、これからの生き方について語った言葉に、めちゃくちゃ感動しました


曰く

"その「態度価値」の実現、「態度価値」の実現とは「想像価値」も「経験価値」も実現できなくなって、何もできなくなってしまった人間が取り得る最高な価値実現として、


つまりその自分の現実をそのまま受け入れて、受容して、そして,そのどうにもならない、その現実を受容することによって実現する価値


彼は、フランクはアウシュビッツとダッハウの経験があるんですね。その極限の状態の中に置かれた人間にもかかわらずに、その中で何もできなくなってしまっている人間が、最高の行為をする。


例えばマキシミアノ・コルベ神父みたいなこととか、それから自分がもらったたった一切れのパンを他の人に分けてしまったとか、そういう行為ですね。 


それがその「態度価値」の実現というふうなことを言われていて、今僕にとってできることも「想像価値」の力もないし、それから「経験価値」の力もないし


ただ,ありがままの、その自分の惨めな姿というものをそのまま受け入れながら、しかも実現していく何か価値があるに違いない。


ただ、それが自分にとって今何であるかわからないんですけども、それを探し求めていくことじゃないかなと、そんなふうに思っております。"


ここからわたしはおもいました

1、後世への最大の遺物

2、態度価値としてのパッション

3、態度価値としての大義


1、後世に遺す最大の遺物

この後藤さんの言葉は、内村鑑三さんの、後世への最大の遺物、のお話を思い出しました。お金、ビジネス、思想、など遺すべきものは沢山あるが、誰もがそれを遺せるわけではない


誰もが遺せるものとして、生き様がある。生き様を遺すこと、それは誰にでもできるものである。と言うようなことだったと記憶してますが、まさにとても近いお話かと思いました


態度価値というのは、初めて伺いましたが、たとえ、想像ができなくたって、たとえ、体験を語れなくたって、その時々における、態度という価値なら、誰もが遺すことができる


たとえ、体が少しずつ動かなくなっていったとしても、頭が少しずつ動かなくなっていったとしても、態度価値は、誰もが遺すことができる、最後の価値なんじゃないか、そんなふうに思いました


2、態度価値としてのパッション

その時の、態度価値を実践する時の、パッションとは、なんなんだろうと考えてしまいました。生きがいのある人生は、誰かに価値を提供できるという人生かと思うのですが、それは、イノベーターリップルモデルととても呼応していると考えています


自らのパッションから全ては始まり、自分だけではできないことを仲間と共に活動して、そして自分だけの自己満足ではなくさまざまな人たちが喜んでもらえるような価値を創る、これはイノベーターでも、普通の人でも同じだと思ってます


情熱のポートフォリオで考えた時に、態度価値は、どんなパッションの源から始まるのか?ありたいに考えれば、利他パッションから始まるかと思いがちですが、実は他のパッションも生き様という面においては、とても絡んでくると思いました


つまり、自身として人の笑顔見ることが大好きなのであれば、それは利他パッションでもあり、大好きパッションでもあるし、そういう行動が自分を育てることになると思えば、それは、成長パッションにもなり、更にはそれこそが自分独自の価値なのだと思えば、個性パッションにもつながる


つまり、態度価値のパッションは、実はさまざまなパッションを包含する可能性があり、そしてそれは、自らのパッションの源に沿っておる活動なのか?ということが、どのパッションを発動しても、重要だと思いました


3、態度価値としての大義

イノベーターリップルモデルから考えると、最終的には、自己満足ではなく、周りの仲間と共に、自分の身ではなく、みんなが幸せになる


そんな価値を提供することにつながるという意味においては、態度価値こそは、最後に残された、誰もが目指すことのできる、大義である、ということもできるのでは?とおもいました


そしてそれは、自らがどんな状況に置かれたとしても、自らが選択さえすることによって、提供することができる、最後に残された価値であり、大義である、ということができるのではないかと思いました


自分自身、少しずつ身体が思い通りに動かなくなってきて、そして、声も思い通りでなくなってきて、頭も思い通りに動かなくなってきたとしても、この態度勝ちだけは、残された自分が産むことのできる、ラストバリューなのかもしれない


そんな生き方ができたら本望だなあと、思わせて頂きました


一言で言えば

態度価値はラストバリュー・ノベーション

そんなことを思いました


参考:NHK こころの時代 裏も表も我が人生 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025152164SA000/index.html


動画で観たい方はこちら

https://youtu.be/9dgTUW8UVP0

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