バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 ランドスケープアーキテクトの石川初さんをお迎えしてお送りしている第6回後編は、庭からアート、農地、聖書にまで話が広がります。 完成形を作るのではなく、環境にチューニングしていく庭づくりの方法「アダプティブ・ランドスケープ」。変化していく自然を扱うとき、何を完成品とするのか?コントロールできない「庭」は音楽や絵の創作にも通じている——。農家の人たちの自家用の畑を、「まかない農地」とネーミングした石川さん。そこには産業ではない、ガーデンの論理で続く風景が。さらに話題は「エデンの園」へ。私たちの「園芸欲」はここから始まった……!? ・「新・雑貨論」いよいよ最終話! ・竣工と引き渡しのデザイン ・立体駐車場の屋上で家庭菜園 ・人類最古の職業「庭師」 ・ジル・クレマン『動いている庭』 ・岡崎乾二郎と庭 ・イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』 etc.. 【出演】 石川初(ランドスケープアーキテクト) 慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(学術)。ランドスケープアーキテクト。京都府宇治市生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒業。鹿島建設建築設計本部、株式会社ランドスケープデザイン設計部を経て2015年より現職。「思考としてのランドスケープ ―地上学への誘い」(LIXIL出版、2018年)にて日本造園学会賞受賞。ランドスケープの思考を様々なデザインに応用する研究・教育に携わっている。 http://hajimelab.net/wp 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 最終回となる第6回は、ランドスケープ・アーキテクトの石川初さんをお迎えして、「自然と生きる 庭や植物との暮らし」をテーマにお話を伺います。 路地に迫り出した植木鉢、昔の都営住宅に並んでいた一坪ずつの庭——。東京には、個人の緑が溢れている。それは都市計画とは別のレイヤーで存在している、街を下から変える一人一人の「園芸欲」である。ブライアン・イーノが「都市をガーデナーのように考えるべきだ」と言ったように、「都市も自然」という考え方が広がる今。 庭の「植木鉢生態系」も自然だと考えるとき、園芸の人新世的転回が始まる! ・建ぺい率と都市計画 ・新宿百人町と北青山の都営住宅 ・江戸期の庶民文化/戦後の団地文化 ・終わりではなく始まりをデザインする ・コントロールと自生性のバランス ・造園と園芸の乖離 etc... 【出演】 石川初(ランドスケープアーキテクト) 慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(学術)。ランドスケープアーキテクト。京都府宇治市生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒業。鹿島建設建築設計本部、株式会社ランドスケープデザイン設計部を経て2015年より現職。「思考としてのランドスケープ ―地上学への誘い」(LIXIL出版、2018年)にて日本造園学会賞受賞。ランドスケープの思考を様々なデザインに応用する研究・教育に携わっている。 http://hajimelab.net/wp 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 プロダクトデザイナーの鈴木元さんと、インテリアスタイリストの中田由美さんをお迎えしてお送りしている第5回の後編は、「道具と人の関係性」に深く深く潜っていきます。 モノ作り/モノ選びをするとき、使い手の感覚が憑依する——? また、「長くモノと付き合う」というおふたりの考えから浮かび上がってきたのは、一方的ではなく双方的な道具と人との関係性。道具に頼るだけでなく自分の努力も必要、と中田さん。道具を触るときに道具から触られてもいる、と鈴木さん。ユーザーと作り手、モノと私たち——分け難く、ときに越境する身体的感覚は「仲良くなる」に通じていた! ・多様性の時代ーマスプロダクトの難しさ ・空間とモノが調和するスタイリング ・「ペルソナ」の難しさとリアリティー ・環境問題とモノ作り/モノ選び ・スティーブ・ジョブズと傷だらけのiPhone ・100円ショップの無口化 etc... 【出演】 鈴木元(プロダクトデザイナー) 1975年生まれ。金沢美術工芸大学卒業。Royal College of Art, Design Products科修了。パナソニック株式会社、IDEOロンドン、ボストンオフィスを経て2014年にGEN SUZUKI STUDIOを設立。スタジオを自宅に併設し、生活とデザインを隔てないアプローチで、Herman Miller, Casper, Omronなど国内外の企業と協業している。GERMAN DESIGN AWARD金賞、IDEA賞金賞、クーパーヒューイット国立デザイン美術館永久収蔵など受賞多数。多摩美術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。 www.gensuzuki.jp Instagram:@gen__suzuki twitter:@g_suzuki 中田由美(インテリアスタイリスト) 建築を学んだ後、スタイリスト神林千夏氏に師事。2013年フリーランスとして独立。インテリア、ライフスタイル誌、広告等の撮影のためのスタイリングを中心に、イベント、ショップ、ウィンドウディスプレイ等のインテリアディレクション等、モノと空間にまつわることを手がける。 https://cargocollective.com/yuminakata Instagram:@yumi909 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第5回はプロダクトデザイナーの鈴木元さんと、インテリアスタイリストの中田由美さんをお迎えして、「新しい時代の道具と生活工芸」をテーマにお話を伺います。 コロナ禍、職場と住居が同じになったことで、道具のデザインが変わりつつある現在。量販店からインターネットへと買い物空間が移り、目立つことから使い勝手を重視するデザインへの変化も。そのなかで革命的な存在だったApple製品は、「無口」で「静か」だからインテリアにも馴染みやすい——生活と共に変化する道具と過ごす時間を、新しいキーワードで捉え直します。果たして家電と私たちは「仲良く」なれるのか—? ・オフィスチェアは生活空間に合わない ・プロダクトデザインとは公共的なもの ・広告的なデザインから生活に軸を置いたデザインへ ・iPhone登場の衝撃 ・インテリアに家電を馴染ませる工夫 ・スマートスピーカーという他者 etc.. 【出演】 鈴木元(プロダクトデザイナー) 1975年生まれ。金沢美術工芸大学卒業。Royal College of Art, Design Products科修了。パナソニック株式会社、IDEOロンドン、ボストンオフィスを経て2014年にGEN SUZUKI STUDIOを設立。スタジオを自宅に併設し、生活とデザインを隔てないアプローチで、Herman Miller, Casper, Omronなど国内外の企業と協業している。GERMAN DESIGN AWARD金賞、IDEA賞金賞、クーパーヒューイット国立デザイン美術館永久収蔵など受賞多数。多摩美術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。 www.gensuzuki.jp Instagram:@gen__suzuki twitter:@g_suzuki 中田由美(インテリアスタイリスト) 建築を学んだ後、スタイリスト神林千夏氏に師事。2013年フリーランスとして独立。インテリア、ライフスタイル誌、広告等の撮影のためのスタイリングを中心に、イベント、ショップ、ウィンドウディスプレイ等のインテリアディレクション等、モノと空間にまつわることを手がける。https://cargocollective.com/yuminakata Instagram:@yumi909 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
「人類学が注目される時代」 「イメージと現実との違いを明らかにする」 「私たちは正しい”問い"を立てているのか?」 いま、企業から求められ、社会で脚光を浴びる人類学。同様の現象が起きた70年代-80年代と現代に通じるのは、資本主義の変遷と共に新たな行き詰まりに直面した時代であること。その突破口として期待された人類学が果たす役割とは——。 思い込んだイメージや、これまでの考え方を問い直す、人類学本来の「有用性」について、文化人類学者の中川理さん(国立民族学博物館)と考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けしてきた文化人類学Podcastシリーズ最終話後編!ついに完結! 【後編+アフタートーク】 ・ボルタンスキー『資本主義の新たな精神』 ・社会の利害と一致する危うさ ・外部に見えるものも実は接合している ・アメリカの投資銀行家、フレキシブルな生き方 ・人類学の「金融についての研究」「科学についての研究」 ・イメージと現実の違い ・問いのフレームを問い直す「公共人類学」 ・批判的な有用性/道具的な有用性 ・立ち止まって考える批判的時間 ・制度化と自由化の間 etc… 【出演】 中川理(なかがわおさむ)さん 国立民族学博物館准教授。フランスや仏領ギアナをフィールドとして、人びとと国家とグローバリゼーションの関係について研究。最近の仕事として、『移動する人々』(共編著)、『文化人類学の思考法』(共編著)、『不確実性の人類学』(アルジュン・アパドゥライ著・翻訳)など。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の中川理さんの出演回 働くことの人類学 ・第5話・前編「トランスボーダーな生き方」 働くことの人類学 ・第5話・後編「トランスボーダーな生き方」 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
「人類学者が抱える違和感」 「自分が持つ基準は括弧にいれる」 「語り手の声を通して、複雑さを含んだ語り口に」 自分とは違う社会・文化のことを語るとき、その対象となる他者を利用してしまっていないか? 一元的ではない世界の捉え方とはどのように可能なのか—— 人類学が80年代から抱えてきた難しさや迷い。その問題と当番組シリーズが果たしてきた役割について文化人類学者の中川理さん(国立民族学博物館)と考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けしてきた文化人類学Podcastシリーズ最終話前編! ・民族をカテゴリー化するトリック ・「ポトラッチ」の同時代性 ・「モン」の人々のジレンマ ・「カチン」の人たちが生きる複数のイメージ ・エドマンド・リーチからデヴィッド・グレーバーへ ・試しながら変化する ・分かりやすく語ることの危険性 ・矛盾を含んでいることへの意識 ・自由と不自由/自立と従属 ・ポール・ラビノーと実験的民族誌 etc… 【出演】 中川理(なかがわおさむ)さん 国立民族学博物館准教授。フランスや仏領ギアナをフィールドとして、人びとと国家とグローバリゼーションの関係について研究。最近の仕事として、『移動する人々』(共編著)、『文化人類学の思考法』(共編著)、『不確実性の人類学』(アルジュン・アパドゥライ著・翻訳)など。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の中川理さんの出演回 働くことの人類学 ・第5話・前編「トランスボーダーな生き方」 働くことの人類学 ・第5話・後編「トランスボーダーな生き方」 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 ファッションブランド「Jens」デザイナー・武藤亨さんとプロダクトデザイナー・小宮山洋さんをお迎えしてお送りしている第4回の後編は、軽やかで繊細なファッションが映し出すものを見つめます。 シーズンで回るスピーディーなファッションには、揺れ動く時代や自分の心が見える ——。今の古着ブームには、サイズは合わなくても着たい!というファッションを楽しむ感覚が。おふたりのユニット「Rhoikos & Theodros」が提起する、言葉になる手前にある抽象的概念や掬いきれないものとは何か? ジャンルに分けられない「between」の曖昧さを取り戻せば、繋がり合う広い世界への入口が見えるはず! ・余白を広げるビジュアルブック ・Tumblrから情報を掘る ・ファッションとプロダクトの時間軸の違い ・友人同士で服をズラして着る ・自分探しとファッションの関係 ・カスタマイズは面白いのか? etc.. 【出演】 武藤亨(ファッションデザイナー) ファッションブランドJensを2014年スタート。コンテンポラリードレスをコンセプトに、時間や場所、着用者によって変容するワードローブを提案している。また様々な作家・デザイナーとの取組みを継続的に行い、多面的な商品や企画を発表している。 https://j-e-n-s.jp 小宮山洋(プロダクトデザイナー) プロダクトデザインを基軸に国内外の企業・組織のR&D(研究開発)のサポート、ハードウェアやサービスの立ち上げ、ブランドのディレクションまで多領域を扱う。近年は、ジェネラティブなアプローチや、プロトコルから対象を考えルールを設計することでモノづくりの新しいカタチを探っている。 https://yohkomiyama.com Rhoikos&Theodros 既存のモノ・空間を変容させ、その鑑賞によって新たな発見を促すアートユニット。武藤亨と小宮山洋によって、2020年にスタート。個々の感性を活かし合う創作方法を重視し、他の組織・個人の活動を作品に取り込むことで生じる関係 Instagram:@rhoikos_theodros 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第4回はファッションブランド「Jens」デザイナー・武藤亨さんとプロダクトデザイナー・小宮山洋さんをお迎えして、「洋服を着ているとき、わたしたちは何を着ているのか?」をテーマにお話を伺います。 量産品に多様な解釈を投げかける展示をされているおふたりのユニット、「Rhoikos & Theodros」。そこには、服をそのまま着るのではなく、自分の解釈を加えて本当に自分のものにするという武藤さんの興味や、「こんな使い方もあるのでは」と投げかけたいという小宮山さんの思いが。ファッションの「イケてる/イケてない」は何で決まるかという話から、シンプルを脱して派手な色柄を求め始めた時代や気分の話へ。さらには武藤さんがコレクションを考える手段にされているビジュアルブック制作秘話も! ・モノに名前をつけることの意味 ・服を「気持ちいい体験」への入り口に ・虎のセーターを着たくなるのは年齢か時代か ・ファッションって面倒臭い? アイデンティティを規定するもの ・「ノームコア」で変わったこと ・シカゴからチャタヌーガへ、オンライン旅行 etc.. 【出演】 武藤亨(ファッションデザイナー) ファッションブランドJensを2014年スタート。コンテンポラリードレスをコンセプトに、時間や場所、着用者によって変容するワードローブを提案している。また様々な作家・デザイナーとの取組みを継続的に行い、多面的な商品や企画を発表している。 https://j-e-n-s.jp 小宮山洋(プロダクトデザイナー) プロダクトデザインを基軸に国内外の企業・組織のR&D(研究開発)のサポート、ハードウェアやサービスの立ち上げ、ブランドのディレクションまで多領域を扱う。近年は、ジェネラティブなアプローチや、プロトコルから対象を考えルールを設計することでモノづくりの新しいカタチを探っている。 https://yohkomiyama.com Rhoikos&Theodros 既存のモノ・空間を変容させ、その鑑賞によって新たな発見を促すアートユニット。武藤亨と小宮山洋によって、2020年にスタート。個々の感性を活かし合う創作方法を重視し、他の組織・個人の活動を作品に取り込むことで生じる関係 Instagram:@rhoikos_theodros 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
「手作り料理と贈与」 「避けられない受動性」 「愛と死を語ることの困難」 機械やロボットにも感じられる「愛」。人間は何に「愛」を感じ、どうやって「愛情」を表現することができるのか。 後編もロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「家庭料理」から「愛」を考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第5話後編。 【後編+アフタートーク】 ・家庭料理でいわれる「愛情」 ・山尾美香著『きょうも料理―お料理番組と主婦 葛藤の歴史』 ・1960年代から変わらない家庭労働時間 ・一手間加える=愛の深さ!? ・クックパッドの悩み ・漫画『きのう何食べた?』に見る愛情 ・あげるとされる ・「手作り料理・家庭料理」は商品交換から外れた贈与 ・受動的にならざるを得ない ・終わりかたのデザイン ・コンサルティングの価値表現 ・われわれは変われるのか etc.. 【出演】 久保明教(くぼ あきのり)さん 一橋大学社会学研究科准教授。1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学、博士(人間科学)。主な著書に『「家庭料理」という戦場――暮らしはデザインできるか』(コトニ社)、『ブルーノ・ラトゥールの取説――アクターネットワーク論から存在様態探求へ』(月曜社)、『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ)など。 *久保さんによる食漫画批評:https://bodyartslabo.com/report/akinori-kubo.html 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の久保明教さんの出演回 働くことの人類学 ・第6話・前編「テクノロジーと共に働くこと」 働くことの人類学 ・第6話・後編「テクノロジーと共に働くこと」 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
「AIBOから魂を抜く」 「“生”がデザイン可能な時代の“死”」 「死が持っている受動性」 いずれも人間らしい営みと思える「愛と死」。しかし、それはロボットや機械との関係でも生じうるもの。 ロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「ロボットの死」と「人間の死」を比較しながら、現代日本における「死」を考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第5話前編。 ・ペットロボット「AIBO」の死 ・プログラム=魂 ・開発者が想定していない動き ・病気になれば病院へ ・オーナーとの関わり方によって変わるアナロジー ・「人間の死」と「ロボットの死」の違い ・臓器の供給と部品の供給 ・お寺であげるAIBOの葬式 ・日本に伝わる真珠供養・針供養 ・「死」はデザインできるのか ・終われない「死」 etc.. 【出演】 久保明教(くぼ あきのり)さん 一橋大学社会学研究科准教授。1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学、博士(人間科学)。主な著書に『「家庭料理」という戦場――暮らしはデザインできるか』(コトニ社)、『ブルーノ・ラトゥールの取説――アクターネットワーク論から存在様態探求へ』(月曜社)、『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ)など。 *久保さんによる食漫画批評:https://bodyartslabo.com/report/akinori-kubo.html 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の久保明教さんの出演回 働くことの人類学 ・第6話・前編「テクノロジーと共に働くこと」 働くことの人類学 ・第6話・後編「テクノロジーと共に働くこと」 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 建築家の能作淳平さんとR65不動産代表の山本遼さんをお迎えしてお送りしている第3回の後編は、シェア空間における「家族」の話題へ。 外と家が分断されてしまった現代の住居を、再び開くシェア空間。夫婦やカップル、高齢者と学生のシェアハウスは実現するのか? 仕事でも生活でもない小商的なものが、家族を開いていくきっかけに。さらに、家族の画一的役割が崩れた先で、おふたりの運営するシェアが導くのは「役割の攪拌」と「新しくユニークな役割の発見」。長生きする楽しい未来への鍵は、アートにロールを作ること! ・外からも人が入れる「寅さん」の家 ・家族というユニットに生じるプライバシー ・「ポストシェアハウス」の議論 ・プロフェッショナリズムとの線引き ・住まいや空間の中に作るコンテンツ ・バンドで作るローカルロール etc.. 【出演】 能作淳平(建築家) 1983年富山県生まれ。2010年よりノウサクジュンペイアーキテクツ主催。故郷の高岡で手がけた「高岡のゲストハウス」で第15回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展にて審査員特別賞受賞。長崎県五島列島での改修プロジェクト「さんごさん」に参加。2019年より国立市の富士見台団地商店街にてシェアする商店「富士見台トンネル」をスタート。現在、東京理科大学、芝浦工業大学、東京都市大学等で非常勤講師として建築の設計指導に携わる。 http://www.junpeinousaku.com 山本遼(R65不動産代表) 1990年広島県生まれ。2012年愛媛大学工学部を卒業。地元の不動産会社に就職し、社会人2年目に店舗出店のため東京に転勤。社会人4年目で退職、独立。2015年5月、高齢者向けの賃貸住宅仲介を専門に手がける「R65不動産」を始める。2016年に法人化、株式会社R65の代表取締役に就任。「ガイアの夜明け」など、多数のメディアに出演し注目を集める。「前入居者が最期まで住みたかった部屋」を紹介する「ポックリ物件.com」や、松陰神社前の日替わりオーナーのスナック「スナックニューショーイン」も運営。都内14棟のシェアハウスの大家を務め、自身も住む。2020年6月、新たなサービス「フリーランス不動産」を立ち上げた。 https://r65.info 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第3回は建築家の能作淳平さんとR65不動産代表の山本遼さんをお迎えして、「『家』なんてなくていい時代の『家』」をテーマにお話を伺います。 シェア商店「富士見台トンネル」を運営されている能作さんと、シェアハウスやシェアスナックを経営されている山本さん。経済合理性から人との繋がりへと価値が移るいま、分け合うためのシェアではなく、持ち寄って豊かになるシェアに。参加者と共に運営していくスタイルは、バンドを組むような感覚だとか。方向性の違いから「解散」もできるバンドは、家とコミュニティの自由な形を示します。 ・街の人のスキルを活かす場所づくり ・行きつけの店のような、大学の部室のような場所 ・お客さんに教わるハイボールの入れ方 ・役割がズレていき、みんなで育てていく店 ・シェアハウスに名前をつけない理由 ・オーナーとしての介在の仕方 etc.. 【出演】 能作淳平(建築家) 1983年富山県生まれ。2010年よりノウサクジュンペイアーキテクツ主催。故郷の高岡で手がけた「高岡のゲストハウス」で第15回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展にて審査員特別賞受賞。長崎県五島列島での改修プロジェクト「さんごさん」に参加。2019年より国立市の富士見台団地商店街にてシェアする商店「富士見台トンネル」をスタート。現在、東京理科大学、芝浦工業大学、東京都市大学等で非常勤講師として建築の設計指導に携わる。 http://www.junpeinousaku.com 山本遼(R65不動産代表) 1990年広島県生まれ。2012年愛媛大学工学部を卒業。地元の不動産会社に就職し、社会人2年目に店舗出店のため東京に転勤。社会人4年目で退職、独立。2015年5月、高齢者向けの賃貸住宅仲介を専門に手がける「R65不動産」を始める。2016年に法人化、株式会社R65の代表取締役に就任。「ガイアの夜明け」など、多数のメディアに出演し注目を集める。「前入居者が最期まで住みたかった部屋」を紹介する「ぽっくり物件.com」や、松陰神社前の日替わりオーナーのスナック「スナックニューショーイン」も運営。都内14棟のシェアハウスの大家を務め、自身も住む。2020年6月、新たなサービス「フリーランス不動産」を立ち上げた。 https://r65.info 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
「預け合う子供たち」 「夫婦は共同経営者」 「どうなるかわからない=希望に満ち溢れている」 後編も香港やタンザニアをフィールドに零細商人の生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、家族関係や恋愛事情からその日暮らしの「愛」のかたちをお聞きします。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話後編。 【後編+アフタートーク】 ・なかなか完成しない家 ・零細商人たちの恋愛・結婚事情 ・都心と田舎で預け合う子供 ・流動的な家族 ・過保護はよくないこと ・パートナーや親族は共同経営者 ・恋人にするなら「ウジャンジャ」な人 ・結婚も別れもハードルが低い ・長屋で起きた夜逃げ大作戦 ・生き延びることが大事 ・失敗してもやり直せる環境 ・評価はせずに「ただ見ている」 etc... 【出演】 小川さやかさん 立命館大学先端総合学術研究科・教授。専門は文化人類学。博士(地域研究)。主な著作に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年。第33回サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年。第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の小川さやかさんの出演回 働くことの人類学 ・第4話・前編「その日暮らし」のポテンシャル 働くことの人類学 ・第4話・後編「その日暮らし」のポテンシャル ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
「重視される故郷での埋葬」 「その日暮らしの落とし穴」 「チャンスはいつでも誰にでもある」 「その日暮らし」な生き方をしているタンザニアの商人たち。不確実性の高い社会環境で投機的に生きる彼らはどんな死生観を持っているのか。香港やタンザニアをフィールドに零細商人の暮らしや生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、柔軟さ、融通無碍さの背後にある「愛と死」のあり方を掘り下げます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話前編。 ・移民の遺体は母国タンザニアに搬送 ・チャガ人の農村霊園化プロジェクト ・葬式講でみんなでフォロー ・カタギじゃない商売と死のリスク ・調査助手ロバートくんとドラッグ ・投機的だけど、、、 ・不安定だからこそやり直しがきく ・「死」は未来が決めること ・リスクはグラデーション ・老人にだってチャンスはある ・運を探しにきた etc... 【出演】 小川さやかさん 立命館大学先端総合学術研究科・教授。専門は文化人類学。博士(地域研究)。主な著作に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年。第33回サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年。第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の小川さやかさんの出演回 働くことの人類学 ・第4話・前編「その日暮らし」のポテンシャル 働くことの人類学 ・第4話・後編「その日暮らし」のポテンシャル ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 四谷三丁目「Gallo」料理長のタクマオガワさんと「chioben」山本千織さんをお迎えしてお送りしている第2回の後編では、食と暮らしの変化をどう感じられているか、伺っていきます。 料理人でありながら農家もされているオガワさん。料理と農業、同じものづくりでもタイムスパンは対極。その橋渡しをし、食べる人に食材の魅力を伝えているというおふたり。さらに話は「家庭料理とは何か?」へ。家と外食の境界が揺らぐ中で、家庭料理に代わるキーワードとして出てきたのは「日常食」。そこには外食もケータリングもコンビニ食も、全てを包み込む「食」の現在地がありました。 ・食べることの選択肢が増えた現在 ・仕入れた日に消えてなくなる料理/時間をかけて育てる農作物 ・1日3食って誰が決めた? ・日常食/非日常食 余暇としての外食の行方 ・核家族と家庭料理 ・表現者と料理人の距離 etc... 【出演】 山本千織(料理人) 2011年に代々木上原で「chioben(チオベン)」を開業。現在は、撮影弁当、ケータリング、雑誌や広告等幅広く活躍。近著は『チオベンの作りおき弁当』(PHP研究所)。 Instagram:@chiobenfc タクマオガワ(料理人) 四谷三丁目にある料理店「Gallo」を営む傍ら日本各地巡り、海、港、湖、川、山、畑にて野外料理人として活動中。飲食店舗のブランディングプロデュース、食に関わるイベントオーガナイズ等も行う。 Instagram:@takumaogawa199 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第2回は四谷三丁目「Gallo」料理長のタクマオガワさんと「chioben」山本千織さんをお迎えして、変わりゆく「食」について考えます。 撮影の現場にお弁当を届けるケータリングの山本さんと、ジャンルのない料理を提供するレストランのオガワさん。 山本さんの激動の人生のお話から、お二人が今のお仕事に至ったストーリーやそれぞれの食材選びのお話へ。 事前に決まった数や内容を作る山本さんに対して、即興的にメニューを決めるオガワさん。 対照的なようで、ふたりの考え方の底流には「テトリス」という共通点が! ・北海道から代々木上原へ。「chioben」の創業秘話。 ・お皿代わりとして使い始めた弁当箱 ・ピザもトマトパスタもないイタリア・フリウリでの修行 ・「Gallo」店内にはコース料理エリア/居酒屋エリア、 二つの空間 ・食材が入り混じるスーパーという場所の魅力 ・生産者に直接会いに行き、目の前で調理 etc.. 【出演】 山本千織(料理人) 2011年に代々木上原で「chioben(チオベン)」を開業。現在は、撮影弁当、ケータリング、雑誌や広告等幅広く活躍。近著は『チオベンの作りおき弁当』(PHP研究所)。 Instagram:@chiobenfc タクマオガワ(料理人) 四谷三丁目にある料理店「Gallo」を営む傍ら日本各地巡り、海、港、湖、川、山、畑にて野外料理人として活動中。飲食店舗のブランディングプロデュース、食に関わるイベントオーガナイズ等も行う。 Instagram:@takumaogawa199 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから
「老人から受け取った遺言」 「巻き込まれる愛の関係」 「グオフをコントロールする」 周辺の民族と戦うこともある牧畜民ダサネッチは人の死に何を思うのか。 後半もエチオピア南部の牧畜民ダサネッチの研究をされておられる慶應義塾大学の佐川徹さんをお迎えして、死と愛の関係についてお話を伺います。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第3話後編。 【後半+エピソードトーク】 ・子供を通して大人が楽しむ ・「ねだりの時間」に受け取った遺言 ・ダサネッチの埋葬 ・浄めの儀礼でも取り払われないもの ・文化相対主義が抱え込まざる得ない難問 ・胸の傷はビーズの首飾りと同じ ・ダンスと同じように忘れるべきなんだ ・胃と「グオフ」を管理する ・理解が難しいことを説明する語彙力 etc... 【出演】 佐川徹さん 慶應義塾大学文学部准教授。東アフリカの牧畜社会で紛争や開発について調査をおこなっている。近著に『アフリカで学ぶ文化人類学―民族誌がひらく世界』(共編)、『遊牧の思想―人類学がみる激動のアフリカ』(分担執筆)がある。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の佐川徹さんの出演回 働くことの人類学 ・第3話・前編「ノマド」の思想 働くことの人類学 ・第3話・後編「ノマド」の思想 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
「ダサネッチ神話にみる死生観」 「死んだら死ぬだけ」 「地中に注ぐコーヒー」 「死」が身近に存在する社会で「死」はどうとらえられているのか。エチオピア南部の国境地帯に暮らす牧畜民ダサネッチの研究をされておられる慶應義塾大学の佐川徹さんをお迎えして、ダサネッチの死生観をとおして、死すべき存在としての人間を考えます。文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第3話前編。 ・病気、自然災害、戦い...身近にある「死」 ・死生観の背景にあるダサネッチの神話 ・「死すべき存在」となって得た「自由」 ・死んだら死ぬだけだろう ・肉体が滅んでも残る「シダ(脈拍)」と「影」 ・希薄な個人性 ・地中にタバコとコーヒーを ・激情に駆られる「家畜の死」 ・突然出てきたガマガエル 新しく生まれる神話 etc... 【出演】 佐川徹さん 慶應義塾大学文学部准教授。東アフリカの牧畜社会で紛争や開発について調査をおこなっている。近著に『アフリカで学ぶ文化人類学―民族誌がひらく世界』(共編)、『遊牧の思想―人類学がみる激動のアフリカ』(分担執筆)がある。 松村圭一郎さん 岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。 【聞き手】 山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社) 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:森永泰弘 ▼第1シーズン「働くことの人類学」の佐川徹さんの出演回 働くことの人類学 ・第3話・前編「ノマド」の思想 働くことの人類学 ・第3話・後編「ノマド」の思想 ▼書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』のご購入はコチラから
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 デザイナー・軸原ヨウスケさんと美術家・中村裕太さんをゲストに迎えた第1回後編は、いよいよ民藝の外側へ。文化学院を創設した西村伊作に焦点を当てます。洗練された住宅とアマチュアっぽい陶芸という不思議なバランス。叔父の大石誠之助や、彼が作った太平洋食堂のコックの生き方からも見えてきたのは、今の時代にも通じる「暮らしと仕事」の曖昧な境界。社交ダンス、マンドリン、陶芸、パン、洋裁‥‥全てが等しく入り混じる先はパンクな世界!? ・柳宗悦は人よりもモノが大事だった? ・柳宗悦とオカルト ・西村伊作と富本憲吉 ・都会から離れた場所で「新しい生活」を実装 ・一つのことに固執しない→アマチュアリズム? ・雑誌で料理のコラムを書いていた大石誠之助 ・文化学院の初代校長=社交ダンスを日本に持ち込んだ人 ・鶴見俊輔「限界芸術」 ・河井寛次郎「暮しが仕事、仕事が暮し」 ・和洋折衷ではなく「東西接触」 ・余暇を楽しむ/再創造する「レクリエーション」 etc... 【出演】 軸原ヨウスケ(デザイナー) 1978年生まれ、岡山在住。「遊び」をテーマにしたデザインユニットCOCHAEのメンバーでありデザイナー。伝統こけし工人とのプロジェクト、ドンタク玩具社でも活動。著書に『kokeshi book』(青幻舎)2010年、『武井武雄のこけし』(パイインターナショナル)2012年、企画・デザインした書籍に『日本のおもちゃ絵 』 (青幻舎)2014年、『世界の民芸玩具』(大福書林)2020年など多数。 中村裕太(美術家/京都精華大学芸術学部特任講師) 1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学博士後期課程修了。博士(芸術)。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。近年の展示に「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016年)、「ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?」(京都国立近代美術館、2020年)。著書に『アウト・オブ・民藝』(共著、誠光社、2019年)。 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから https://anchor.fm/zacca-kcfr
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第1回は『アウト・オブ・民藝』の著者2人、デザイナーの軸原ヨウスケさんと美術家の中村裕太さんをゲストに、民藝と民藝からはみ出た面白いモノや人について考えます。滅びつつあるモノを救おうとした柳宗悦。玩具やタイルは、なぜ民藝の語り口から外れたのか? 柳が民藝運動でもたらした影響や時代から、民藝の周縁へと思いを馳せます。 ・大正期のトイレ・浴室におけるタイル ・後の民藝の閉じられた語られ方への違和感 ・民藝から距離を置いた富本憲吉 ・誰も見向きもしないモノの美 ・農村における作り手を啓蒙 ・流通の仕組みまで作る ・民藝運動における「犬」 ・柳田國男が関心を寄せた「民家」 ・地方の案内人の存在 ・ローカルに介入する危険性 ・関東大震災ー東日本大震災>民藝運動の時代と現在、似てる? etc... 【出演】 軸原ヨウスケ(デザイナー) 1978年生まれ、岡山在住。「遊び」をテーマにしたデザインユニットCOCHAEのメンバーでありデザイナー。伝統こけし工人とのプロジェクト、ドンタク玩具社でも活動。著書に『kokeshi book』(青幻舎)2010年、『武井武雄のこけし』(パイインターナショナル)2012年、企画・デザインした書籍に『日本のおもちゃ絵 』 (青幻舎)2014年、『世界の民芸玩具』(大福書林)2020年など多数。 中村裕太(美術家/京都精華大学芸術学部特任講師) 1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学博士後期課程修了。博士(芸術)。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。近年の展示に「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016年)、「ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?」(京都国立近代美術館、2020年)。著書に『アウト・オブ・民藝』(共著、誠光社、2019年)。 【聞き手】 山田遊(バイヤー) 東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。 若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター) 1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。 企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社 制作協力:山口宜大 音楽:岡田拓郎 ▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから https://anchor.fm/zacca-kcfr