「マンチェスター・ユナイテッド、移籍金合意後、フレンキー・デ・ヨングから正式な…」　　2022年夏、ラ・リーガのバルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングは、当時エリック・テン・ハフ監督の就任直後のプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド移籍が様々なメディアで報じられた。同監督が最優先でデ・ヨング獲得を希望したと言われていた。両者はアヤックス時代に成功を共にしており、再びタッグを組むのかが大きな注目を集めていた。　そのデ・ヨングだが、10月にバルセロナとの新契約締結が「非常に近い」と明言したとUKメディア『Manchester Evening News』が伝えた。この発言により、長く続いていたデ・ヨングのユナイテッド移籍の噂に終止符が打たれることになるのかもしれない。　同メディアによると、当時ユナイテッドのリチャード・アーノルド最高経営責任者とジョン・マータフ・フットボールディレクターはスペインに赴き、資金難に陥っていたバルセロナと移籍金5600万ポンド（約111億6,964万円）で基本合意に達した。　しかしデ・ヨング本人が移籍を拒否。クラブ首脳陣が放出を試みる中でも、2019年に加入した“夢のクラブ”を離れる意思はなく、週給30万ポンド（約5,983万円）という条件を維持しながら残留を選んだ。最終的にユナイテッドは交渉を断念し、ラ・リーガのレアル・マドリードからMFカゼミーロを最大7000万ポンド（約139億6,205万円）で獲得した。　それから3年が経過し、2025年時点でデ・ヨングの契約は残り12か月となっていた。スペインではユナイテッドが再び関心を示していると報じられたが、本人の発言によってその噂は打ち消された格好となった。　同メディアによると、デ・ヨングはオランダ代表として10月10日に行われた2026FIFAワールドカップ予選マルタ戦（4-0で勝利）を前にした会見で、「もうすぐ合意に至る。正式なニュースが出れば分かるが、今はまだ言えない」と語った。