「アーセナルのデクラン・ライスは「バロンドール受賞者より少し上」」　　プレミアリーグのアーセナルは2023年夏、ウェストハム・ユナイテッドからMFデクラン・ライスを獲得するために多額の移籍金を投じた。移籍後、ライスはアーセナルで常に高いレベルのパフォーマンスを維持しており、クラブはこの補強によって中盤の安定を手に入れた。　元チェルシーのジョディ・モリス氏（2013年引退）は、UKメディア『Metro』の取材において、ライスがマンチェスター・シティ所属のMFロドリよりもわずかに上回る能力を持っているとの見解を示した。モリス氏は、ロドリが2024年にバロンドールを受賞したことを踏まえつつ、同選手がケガの影響で近年は全盛期の水準には達していないと指摘した。そして、ライスの方がロドリよりも前への推進力を備えていると評価した。　同メディアによると、モリス氏はライスが守備的MF（No.6）としてもトップクラスでプレーできるが、そこに固定すると本来の持ち味を十分に発揮できないと分析。さらに、昨2024/25シーズン終盤から今2025/26シーズンにかけて、ライスが攻撃的MF（No.8）として起用されており、その適性が高く評価されていると述べた。モリス氏は、ライスが世界最高峰のMFの1人として議論の中心にいると強調した。　また、モリス氏はチェルシー所属のMFモイセス・カイセドについても言及し、ライスとカイセドの両選手を「ワールドクラス」と評した。さらに、カイセドがチェルシーに加入した際の高額な移籍金に関しても、その価値を十分に証明していると述べた。モリス氏は、カイセドがボール奪取だけでなく、高い位置でチームを前進させる能力を持ち、昨シーズンの活躍に加えて今シーズンはさらに自信を深めていると評価した。