「ファジアーノ岡山・江坂任、日本メディアの一部報道に不満「事実無根」その理由とは？」　　ファジアーノ岡山所属の元日本代表FW江坂任は、11月5日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）ヴィッセル神戸対蔚山HDを現地観戦。試合後、古巣である韓国1部・蔚山HDへの特別な思いを明かすとともに、日本メディアによる一部報道への不快感をあらわにした。　韓国『sportal korea』で6日に掲載されたインタビュー記事によると、江坂は「蔚山では2年過ごしたから、愛情がある。韓国で家族と一緒に生活したし、娘も一緒だった。食事も良かった。韓国で本当に良い時間を過ごしたし、時には恋しいこともして一回家族と韓国に遊びに行ったんだ」と、2023シーズンから2年間にわたり在籍していた蔚山での生活を回顧したという。　ただ一方で、一部の日本メディアは2025年8月に「江坂は韓国で不満を抱えていた」などと報道。これに対して、選手本人は「事実無根だ」と不満を告白。「その記事が韓国でどう報じられたのか正確には分からない」とした上で、こう述べたという。　「僕は決して不満を言ったり、そういう意図で話したことはない。むしろクラブの関係者や選手たちと良い関係を築いていたし、韓国語を習得するきっかけになった。不満を持つような状況ではなかったし、考えたこともない」　「2年間在籍して優勝も経験した。蔚山の一員として、選手として良い経験ができた。僕のことを温かく迎え入れてくれたサポーターがいたから、このクラブでプレーできた。僕のことを良く思ってくれる方々がいて、本当に感謝している」　現在33歳の江坂はザスパクサツ群馬（現ザスパ群馬）、大宮アルディージャ（現RB大宮アルディージャ）、柏レイソル、浦和レッズを経て、2022年12月に蔚山へ移籍。2023シーズンに韓国1部リーグ戦21試合の出場で3ゴールを挙げると、2024シーズンは29試合の出場で5ゴールをマーク。リーグ連覇に大きく貢献していた。