「アーセナル、約138億円評価の選手獲得に向けトロサールを譲渡要員に？」　　プレミアリーグのアーセナルは、2026年冬の移籍市場に向けて新たな攻撃的オプションの補強を模索しているようだ。今2025年夏の移籍期間では計8名を獲得し、攻撃陣の再編を進めたが、クラブ内部ではさらなる前線の強化を必要としているという見方があるのかもしれない。　UKメディア『Arsenal News』によると、アーセナルは10月6日に行われたセリエAのユベントス対ミラン戦（0-0）にスカウトを派遣し、ユベントスに所属するトルコ代表MFケナン・ユルディズの視察を行ったようだ。　同選手は今2025/26シ－ズン、ここまで公式戦8試合で6ゴールに関与、昨2024/25シーズンには52試合出場で21ゴールに関与した。主に左サイドでのプレーを得意とし、カットインからの仕掛けや精力的なハイプレスが評価されている。　同報道によれば、ユベントスはユルディズとの契約を2030年まで延長する交渉を進めており、年俸は約430万ポンド（約8億5,766万円）に達するとされる。そんな状況下でも、アーセナルは獲得を諦めていないようで、交渉の動向を注視しているという。　ユベントス側の評価額は6,900万ポンド（約138億円）と高額だが、アーセナルはFWレアンドロ・トロサールを譲渡要員として提示し、総額を約5,200万ポンド（約104億円）に抑える案を検討しているとも伝えられている。　アーセナルは、既に今シーズンFWビクトル・ギェケレシュやMFエベレチ・エゼ、FWノニ・マドゥエケの加入により攻撃陣の層は厚くなった。しかし、左ウイングの選手層には依然として不安があるようで、ユルディズの加入が実現すればチームの攻撃面に大きな変化をもたらすことが期待されている。　ユベントスがシーズン途中で主力選手を手放す可能性は低いものの、もしアーセナルがこの若手を1月に迎えることに成功すれば、クラブのタイトル争いに更なる弾みをつける動きとなるだろう。