「リーズ田中碧、移籍か「不満あらわに」「ブラジル戦後に率直な言葉残した」」　　リーズ・ユナイテッド所属の日本代表MF田中碧には、以前から移籍の可能性が報じられている。FIFAワールドカップでのプレーを目標とするにあたり、プレミアリーグにおける出場機会の少なさに不満を覗かせているというが、キリンチャレンジカップ2025ブラジル代表戦後のSNS投稿にも注目が集まっているようだ。　田中の去就を巡っては、英紙『ヨークシャー・イブニング・ポスト』のグラハム・スミス記者が9月30日の時点で「彼はリーズが昨シーズン昇格できなかった場合、既に退団の意向を示していた」とし、MF三笘薫擁するブライトン、ボーンマス、ブンデスリーガ所属複数クラブからの関心を報じていた。　また、英メディア『チームトーク』は10月8日に「彼はリーズで出場機会が少ないことに不満を抱いている」とリポート。「リーズは2026年1月の放出に迫られる。引き留めに苦労するかもしれない」などと、選手サイドが移籍を模索している可能性もあわせて伝えていた。　すると、現地メディア『リーズユナイテッドニュース』は10月15日に「田中はブラジル戦後、リーズに向けて率直な言葉を残した」と報道。同選手はインスタグラムでブラジル戦後にチームメイトと喜ぶ自身の姿をアップした上で、「またイングランドで頑張ります」とポストしているが、同メディアはこのポスト内容を紹介した上で、「彼は日本メディアに対して、ファルケ監督にベンチ送りにされたことへの不満をあらわにした」と伝えている。　2024/25シーズンにリーズがプレミアリーグ昇格を果たして以降、プレミアリーグ独特のフィジカル勝負で通用しない可能性が指摘されている田中。今季は内側側副靱帯の損傷による一時離脱もあり、ここまで2試合のスタメン出場にとどまっている。9月27日に行われたプレミアリーグ第6節ボーンマス戦では後半アディショナルタイムに自らのボールロストから同点ゴールを献上しただけに、現地では「浮き沈みが激しい」などと厳しい評価を受けている。