「日本代表の前田大然が復帰、セルティックOBが「素晴らしい」と語った知られざる瞬間」　　スコティッシュ・プレミアシップのセルティックが、10月30日のリーグ戦でフォルカークを相手に4-0の勝利を収め、多くのサポーターが前向きな要素を見出した。この試合には複数の収穫があったが、試合後に起きたある出来事が、元セルティックMFスティリアン・ペトロフ氏（2016年引退）の印象に強く残ったようだ。　セルティック所属の日本代表FW前田大然がこの試合、負傷から復帰した。前田は試合終盤に途中出場し、11月2日に行われるレンジャーズとのスコティッシュ・リーグカップ準決勝の重要な試合に向けて、実戦勘を取り戻す貴重な時間を得た。　その中で、スコットランドメディア『Celts Are Here』は、ペトロフ氏が注目したのは、そのプレー自体ではなく、試合後に見られたある光景だったと報じた。　同氏は試合後、自身のSNSで、前田とセルティックのマルティン・オニール監督の間に交わされた心温まる場面を紹介した。20年ぶりにセルティックのベンチに戻ったオニール監督と笑顔で言葉を交わす前田の姿について、ペトロフ氏は「“監督”と笑顔を見せる前田の姿を見ることができて本当に素晴らしかった」とコメント。　前田は今2025/26シーズン、クラブに退団の意思を早い段階で伝えていた。移籍市場の終盤には他クラブと個人合意に達していたものの、セルティックがその移籍を阻止したとさまざまなメディアで報じられている。　一方で、同メディアによると前田が冬の移籍市場で退団する可能性が高いとされ、実現しない場合でも来2026年夏にはクラブを離れる見込みが強いと伝えられた。　また、いずれにせよ、オニール監督、あるいはその後任の指揮官が、指導期間中に前田の能力を最大限に引き出そうとしているとも伝えている。