「アーセナル、3人の主力選手との新契約合意に向けて交渉中」　　プレミアリーグのアーセナルは、今2025年夏の積極的な補強だけでなく、既存戦力の維持にも明確な方針を示しているようだ。今2025/26シーズンのチームは、プレミアリーグの首位を走っており、クラブは選手層の安定化と将来への布石を同時に進めている。　UKメディア『Football London』によると、アーセナルは現在、3人の主力選手との新契約締結に向けて交渉を進めているという。クラブは今夏、8選手を獲得し総額2億ポンド（約404億円）以上を投じたが、同時にクラブのスポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏が中心となって、既存選手の契約延長にも尽力している。　同報道によれば、クラブは現在、FWブカヨ・サカとの長期契約延長に注力しており、すでに交渉は大きく進展している。サカは今シーズン、MFマルティン・ウーデゴールの不在時にキャプテンを務め、クラブ生え抜きとして重要な役割を担っている。アルテタ監督はこの件について、「サカは非常に満足しており、クラブでの役割を誇りに思っている。自然な形で進展するだろう」とコメントしている。　さらに、クラブはDFユリエン・ティンバーとの契約更新交渉も進めている。ティンバーは2028年6月まで契約を結んでいるが、今シーズンは昨2024/25シーズンの長期離脱を乗り越え、主力選手として活躍。クラブはその働きに見合った条件を提示する見込みのようだ。　また、サカとティンバーの契約がまとまり次第、クラブはMFデクラン・ライスとの契約条件見直しに着手するとされている。ライスは2023年7月にウェストハム・ユナイテッドから加入し、中盤の要として得点力やセットプレーの精度を高めている。　ベルタ氏は、MFイーサン・ヌワネリ、MFマイルズ・ルイス＝スケリー、DFガブリエウ、DFウィリアン・サリバとの新契約をまとめ、GKダビド・ラヤとFWレアンドロ・トロサールの給与改定も合意に至った。