「日本代表の上田綺世「もう二度とあんな思いはしたくない」「正直に言うと…」」　　オランダ1部エールディビジのフェイエノールトでプレーする日本代表FW上田綺世が、自身の成長と好調の要因について語った。エールディビジでゴールを量産する上田は、指揮官であるロビン・ファン・ペルシ監督のもとで確かな進化を遂げており、今2025/26シーズンのチームを支える中心選手として存在感を放っている。　オランダメディア『De Telegraaf』のインタビューで、上田はファン・ペルシ監督への評価と自身の変化について言及した。　上田は「正直に言うと、指導者としてファン・ペルシ監督のことは知らなかった。現役時代のストライカーとしての姿しか知らなかった」と明かし、実際に指導を受けるようになってから、「今は彼を純粋に監督として、本当に尊敬している」と続けた。　上田はまた、「ファン・ペルシ監督の指導法、会話、助言によって得られる感覚が、今の自分を形成する上で大きな違いを生んだ」と語り、さらに、ファン・ペルシ監督がかつてオランダ代表などで活躍したストライカーである点にも触れ、「そんな人からアドバイスをもらえることは本当に大きい」と述べた。　また、上田は今2025年夏にフェイエノールトへ加入した日本代表DF渡辺剛の存在も大きな支えになっていると話す。ただし、好調の理由はそれだけではないという。上田は「自分のコンディションがとても良いことも大きい。今年は本当に状態がいい」と語り、フィジカル面での成長を明かした。　昨2024/25シーズンにはキャリアで初めて大きなケガを経験し、長期離脱を余儀なくされた上田は、「もう二度とあんな思いはしたくない」と強い決意を示している。その経験を踏まえ、「体力、スピード、そして総合的なフィットネスを鍛えるために本気で取り組んだ。今は本当に強くなったと感じている」と語り、自身の努力の成果を口にした。　今シーズン、エールディビジでゴールを量産する上田は、ファン・ペルシ監督のもとで得点王に輝けるのか期待が高まる。