「忍耐は美徳」であることを証明、上田綺世がオランダで称賛を浴びる
Update: 2025-10-17
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「「忍耐は美徳」であることを証明、上田綺世がオランダで称賛を浴びる」 オランダ1部エールディビジのフェイエノールトへ2023年に移籍してからの最初の2年間、ほとんど存在感を示せなかった同クラブ所属の日本代表FW上田綺世が、ようやくチームで真価を発揮している。 今2025/26シーズン、上田はエールディビジでゴールを重ね、チームの攻撃を牽引する存在へと成長した。これまでの沈黙が嘘のように、今ではクラブと代表の両方で欠かせない選手となっている。 オランダメディア『1908.nl』は、「忍耐は美徳であることを証明した」と題し、上田の復活を称賛した。同報道によれば、上田は2023年に移籍金800万ユーロ(約14億円)でフェイエノールトに加入したものの、最初の2シーズンは、現在はセリエAのミランに所属するFWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじ、出場機会が限られていた。 それでも当時の指揮官アルネ・スロット監督(現リバプール監督)は、上田を見限らず、練習での努力を評価していたという。そして現在、フェイエノールトの指揮官ロビン・ファン・ペルシー監督の下で、正真正銘のファーストチョイスのストライカーとして起用され、完全に開花している。 データ面でもその成長は明らかだ。上田はこれまでエールディビジ通算55試合で20ゴールを記録しており、そのうち8ゴールは今シーズンの直近8試合で挙げたものだ。 さらに日本代表としても結果を残しており、10月キリンチャレンジカップ2025の代表戦では10日のパラグアイ戦(2-2)で終了間際に同点弾を決め、14日のブラジル戦(3-2)では決勝ゴールを挙げるなど、勝負強さを示している。 同メディアはまた、今2025年夏に日本代表DF渡辺剛がフェイエノールトに加入したことも上田に良い影響を与えたと指摘。長らく控えに回りながらも腐らず努力を続けた姿勢が、ようやく報われつつあると伝えた。 忍耐と信頼の積み重ねが、上田をフェイエノールトの新たな主軸へと押し上げた形だ。
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