「「態度の問題」、トッテナムのスター選手、素行面を理由にCLメンバー外か？」　　プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは、今2025年夏に加入したFWマティス・テルを今2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ登録メンバーから外した。この判断はファンや識者の間で大きな議論を呼んでおり、クラブの編成方針に疑問を投げかけるものとなっている。　テルは今夏に期限付き移籍から完全移籍へと切り替わり、クラブと2031年までの長期契約を締結していた。UKメディア『CaughtOffside』によると、本人は今回の決定について「メンバーに入れないのは本当に辛い」と述べ、悔しさを隠さなかったという。　一方で、元トッテナムのスカウトであるブライアン・キング氏は、UKメディア『Tottenham Hotspurs News』で、テルが登録外となった背景について語った。　同氏は「私が思いつくのは、テルの態度の問題か規律面での問題かのどちらかだ」とコメント。「フランク監督が就任してチームがプレシーズンに戻った時から何かが噛み合っていなかった。フランクはテルのピッチ外での振る舞いや練習態度などに満足していなかったのではないか」と続けた。　さらにキング氏は、「3,000万ポンドを支払って獲得した選手をCL登録から外すというのは、よほど深刻な事情があるはずだ」と強調。クラブ内部で何らかの問題が起きている可能性を示唆した。　同メディアによると、フランス出身の20歳FWテルは、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンから移籍金3,000万ポンド（約60億円）でトッテナムに加入。トッテナムのトーマス・フランク監督の下で攻撃の軸として期待されていたが、CL開幕前に提出されたCLグループステージ登録メンバーリストにはテルの名前が含まれておらず、6名の除外選手の1人となった。