「日本代表落選の菅原由勢、ブレーメン完全移籍へ！「W杯出場へ…」移籍金10億円超」　　名古屋グランパス出身のDF菅原由勢は現在、イングランド2部サウサンプトンからブンデスリーガ所属ブレーメンへ期限付き移籍中だが、完全移籍する模様。10月開催のキリンチャレンジカップ2025（国際親善試合）のパラグアイ戦、ブラジル戦に向けた日本代表の招集メンバーから外れたが、本人はFIFAワールドカップ出場を諦めていないという。　現地メディア『スポーツムーブ』は17日に「ブレーメンがサウサンプトンから期限付き移籍中の菅原を完全獲得する見込み」とリポート。同選手は今季ここまでブンデスリーガほぼ全試合でスタメン出場するなど、サイドバックでレギュラーに定着。ブレーメンは日本人DFのパフォーマンスを高く評価しているという。　また、ブレーメンは菅原の完全獲得により、移籍金600万ユーロ（約10億4,000万円）を支払う模様。記事では「負傷による長期離脱がない限り、ブレーメンは買い取りオプションを行使する」「サウサンプトンは移籍金600万ポンド（約11億9,000万円）の大半を回収する見込みだ」と綴られているほか、菅原本人の意向について「北中米W杯出場へ、ブレーメンでのプレー継続を望んでいる」と伝えている。　なお、日本代表における菅原の立場には、サウサンプトン率いるウィル・スティル監督が言及。イギリス『デイリーエコー』が伝えたところによると、指揮官は8月23日のイングランド2部リーグ戦後に「菅原に退団の可能性はある。彼は日本代表の監督（森保一）から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」とコメントしたという。　一方で菅原本人は、ブレーメン公式のインタビューで「過去の困難な状況から、将来のことを考えすぎず、今に集中することを学びました。今置かれている状況で良いパフォーマンスを発揮したら、他のことは後からついてきます。だから今はW杯のことについて全く考えていません」と語っている。