「アモリム監督の過去のスピーチが公開、現マンチェスター・ユナイテッド監督が号泣」　　ポルトガル出身の指揮官ルベン・アモリム監督は、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任してからまもなく1年を迎える。同監督がユナイテッド指揮官に就任する直前、古巣のプリメイラ・リーガのスポルティングCPで残り3試合を指揮していた際の姿が、改めて注目を集めている。　昨2024/25シーズン、リーガのエステラ戦で5−1の大勝を収め、UEFAチャンピオンズリーグでは、プレミアリーグのマンチェスター・シティを4−1で破る快挙を達成。さらにブラガ戦では残り10分を切って2−1と劣勢の中、4−2で逆転勝利を収めた。プリメイラ・リーガ2度の優勝を含む成功の集大成となる形で、同監督はクラブを後にした。　UKメディア『Mirror』によれば、この時に収録されたアモリム監督の最後のスピーチ映像が、昨シーズンを記録したクラブ公式ドキュメンタリーの一部として公開されたという。映像の中で同監督は感情を抑えきれずに涙を浮かべながら、「別れの言葉は言いたくない。俺たちは優勝する。ここまで来たら進むしかない」と選手たちに語りかけた。さらに「後半のプレーは本当に素晴らしかった。これからは難しくなる。みんなで助け合わなければならない」とチーム全員の団結を促した。　一方で、アモリム監督が現在率いるユナイテッドでは、まだ同じような絆を築けていないとも同メディアは伝えている。昨シーズンはリーグ15位（20位中）に終わり、UEFAヨーロッパリーグ決勝でも敗戦。今2025年夏の大型補強で巻き返しが期待されたものの、今2025/26シーズン序盤は不振に陥り、同監督の将来に不安の声も上がっている。　しかし、インターナショナルブレイク前の10月5日のサンダーランド戦では2−0と勝利。首位アーセナルとの差は6ポイントにまで縮まり、20日のリバプール戦でリーグ初の連勝を目指している。