「リーズのファルケ監督、復帰の日本代表、田中碧について「試合勘を取り戻すのは…」」　　プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドに所属する日本代表のMF田中碧が、10月25日に行われたウェストハム・ユナイテッド戦（2-1）で負傷明け初めて先発に復帰した。この試合で田中が中盤に戻ったことが注目された。　田中は今2025/26シーズン序盤のアーセナル戦（0-5）で膝の内側側副靭帯（MCL）を損傷し、58分に交代していた。その後の試合を欠場し、9月14日のフラム戦（0-1）以降はベンチに控えたものの出場機会は限られていた。今回のウェストハム戦が7試合ぶりの先発出場となった。　UKメディア『Inside Futbol』によると、リーズのダニエル・ファルケ監督は同試合後の会見で、田中の復帰戦を「非常に堅実だった」と評価した。ファルケ監督は田中のプレー内容を高く評価しつつ、負傷明け初戦でいきなりマン・オブ・ザ・マッチを期待していたわけではないと説明した。同指揮官は「アオは昨2024/25シーズンのEFLチャンピオンシップで素晴らしい活躍を見せた。今シーズンは初めてトップリーグでプレーしており、自分を証明しようとしている」と語った。　さらに同監督は、田中のこれまでの取り組みを振り返り「プレシーズンでも強敵相手に良いパフォーマンスを見せ、シーズン序盤も好調だった」とコメントした。そのうえで「アーセナル戦でのケガは誰の責任でもなく、本人も不運だった。数週間離脱すると試合勘を取り戻すのは容易ではないが、彼は落ち着いてプレーしていた」と分析した。　ファルケ監督はまた「田中のプレーは完全ではなかったが、チームに安定感をもたらした」と述べ、復帰後の内容に満足感を示した。田中はリーズ加入以降、通算52試合に出場している。