中国語の四声がスラスラ発音できるようになる方法
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中国語の声調がうまく発音できない…。どうやったら覚えられるの?
そんな悩みを抱えているあなたに、声調を身につけるために実践した方法をご紹介します。
この記事を読めば、声調をマスターするポイントがつかめますよ。
四声の「音」をいかにして覚えるか
中国語を発音する上で無視できないのが「声調」です。
4つの独特のイントネーションを使い分けることから「四声」ともいわれますね。
中国語の単語には、それぞれ決まった声調があり、正しく読まないと別の意味の言葉になってしまいます。
声調をマスターするためには、この4つの「音」をしっかりと覚えて、正しく発音できるようにならなくてはいけません。
レキオ
しかし、試行錯誤を繰り返した末、ようやく声調を効率的に身につけられる練習法を発見したのです。その内容を紹介したいと思います。
たった1つの単語を覚えるだけで、声調マスターの道は開ける
ポイントはただ一つ、最初に気になる発音の言葉を1つ選ぶことです!
僕の場合、最初に気になったのは国家(guójiā)という言葉でした。
別に国そのものに興味があるわけじゃないですよ(笑)
そうではなくて、 guójiā という発音が、なぜか耳に残ったんです。
音声も用意したので、ちょっと聞いてみてください。
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なんか日本語にはないイントネーションで、面白くないですか?
この「guójiā」という響きが妙に頭に残った僕は、何度も口に出して、正しく発音できるように練習しました。
すると、あることに気づいたのです。それは、
レキオ
という事実です。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、中国語の知識がまったくない状態から始めると、こうした些細なことさえ大発見に思えるものなんですね。
僕は「国家」と同じイントネーションの単語を次々と音読していきました。例えば时间(shíjiān)、明天(míngtiān)、研究(yánjiū)などです。
この練習を続けることで、僕は完全に「二声+一声」のイントネーションを覚えることに成功しました。
これは大いなる第一歩です。なぜなら、この後は「二声+一声」を軸に、別の声調パターンの単語も覚えていけばいいからです。
「知っている発音」だから簡単に覚えていける
次に言えるようになったのは「一声+一声」「二声+二声」の単語です。
それぞれの声調パターンの単語を音読し、イントネーションを口・耳・頭に覚え込ませていきます。
「覚え込ませる」と言っても、一声は「国家」の「家」、二声は「国家」の 「国」と同じイントネーションで読めばいいだけです。
これらは、すでに知っているイントネーションですから、精神的には気楽です。
次は最初に覚えた「二声+一声」をひっくり返して、「一声+二声」が言えるように練習します。
この時点になると、すでに「一声」と「二声」の音は理解できているので、それほど苦労することなく発音できるようになっていました。
プラス1単語で声調は全部言えるようになる
次なるターゲットは「三声」と「四声」です。
これも同じように「三声+四声」の組み合わせの言葉の中から、自分にとって印象の残りやすい発音の言葉を探します。
僕がチョイスしたのは感冒(gǎnmào)でした。
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理由は特にありません。強いて言うなら、関西人がちょっと嫌そうに「なんでや」といっている時のイントネーションに似ているなと思ったからです。
チョイスする言葉は、これぐらいテキトーに、自分の感覚で選んだ方が後々うまくいくと思います。
そんな感じで、「感冒」の音を基準にしつつ「三声+四声」の単語を音読します。
それができたら、先ほどと同じように「三声+三声」「四声+四声」「四声+三声」の単語に練習範囲を広げます。
これで、ひとまず「一声」から「四声」までの4つの声調を言えるようになりました。
あとは、残りの組み合わせのパターンを練習していけば、どんどん滑らかに声調の発音ができるようになります。
僕自身、最初は「難しすぎる!」と思っていた中国語の声調ですが、今ではまったく無意識に発音できるようになっています。
練習を重ねれば「こんなもんだっけ?」と思える日が必ず来るので、あきらめずに頑張ってくださいね。
声調をマスターするためのオススメ書籍
今回、紹介した練習方法の大いなる助けとなってくれるテキストが「紹文周の中国語発音完全マスター」です。
声調パターンごとに単語が収録されているページがあるので、効率的に発音を覚えていくことができます。付属のCDで正しい発音を聞きながら、ネイティブなみのイントネーションをぜひ身につけてください。