「アーセナル、ユベントスMFケフラン・テュラムの獲得に関心」　　昨2024/25シーズンのセリエAでユベントスはトップ4入りを果たし、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を確保した。その中心にいたのがフランス代表MFケフラン・テュラムだ。　リーグ・アンのOGCニースから加入したこの24歳のミッドフィールダーは、ユベントスで瞬く間に主力として定着し、攻守両面で存在感を発揮している。高いフィジカルと技術を兼ね備え、空中戦にも強く、チームの安定した戦いを支えたことで代表でも地位を築いている。　プレミアリーグのアーセナルがこのテュラムの獲得に関心を示していると、移籍ジャーナリストのグレアム・ベイリー氏がUKメディア『TBR Football』で報じた。　ユベントスで評価を高める同選手に対し、アーセナルは今2025年夏の移籍市場で獲得に向けた詳細を確認するための話し合いを行ったという。同報道によれば、チェルシー、トッテナム・ホットスパー、リバプールも同様に関心を持ち、前回の移籍市場で獲得の可能性を探っていたとも伝えられている。　ただし、テュラムはユベントスと2029年まで契約を結んでおり、クラブは同選手を「非売品」として扱っているとのことだ。そのため、今2025年夏の移籍は認められなかった。　これを受けてアーセナルは、中盤強化としてMFマルティン・スビメンディとMFクリスティアン・ノアゴールを補強した。スビメンディはチームで順調なスタートを切った一方、ノアゴールは負傷の影響で出場が限られ、これまでEFLカップの1試合で先発したのみとなっている。　来年32歳を迎えるノアゴールとの契約期間は2年と短く、アーセナルがすでにその後継候補を探し始めている可能性もある。テュラムは攻守にバランスが取れ、重要な局面でゴールに絡む力も持つ。アーセナルが再びテュラムへの関心を具体化させるか、今後の動向に注目が集まる。