「アーセナル、週給約5,285万円のスター選手に退団を勧告」　　プレミアリーグのアーセナルを指揮するミケル・アルテタ監督が、水面下で主力選手の去就に関して明確な姿勢を示しているという。クラブは長期的なチーム強化を進めており、中心選手の契約延長や条件改善を通じて戦力の安定化を図っている。DFウィリアン・サリバが2030年までの新契約を結び、ラ・リーガのレアル・マドリードによる関心を退けたほか、GKダビド・ラヤも報酬改善に合意。これにより、堅固な守備陣の維持が確認された。さらにFWブカヨ・サカ、MFマルティン・ウーデゴール、MFデクラン・ライスら複数の主力とも交渉が進められているようだ。　その一方で、週給26万5,000ポンド（約5,285万円）を受け取るFWガブリエウ・ジェズスの去就が注目を集めている。アーセナルは、ジェズスに対し今冬1月の移籍を容認する意向を伝えたとUKメディア『Football FanCast』が伝えた。ブラジル出身のジェズスは、昨2024/25シーズン中盤に前十字靭帯を断裂し離脱していたが、完全復帰後の立場が不透明になっている。　クラブはすでにFWカイ・ハフェルツや今2025年夏に加入したFWビクトル・ギェケレシュらを起用しており、ポジション争いは激化している状況だ。ジェズスはウイングでもプレー可能だが、サイドの選手層も厚く、チーム内での役割が限定されつつある。　同メディアは、ジャーナリストのブルーノ・アンドラーデ氏の情報として「アーセナルがギェケレシュを獲得した際、クラブはジェズス側に退団を勧めた」と報じている。　ジェズスはアーセナル加入後、通算約100試合で26ゴール20アシストを記録。攻撃面で存在感を示してきたものの、求められる得点力を十分に発揮できたとは言い難く、現在は構想外に近い立場にあるようだ。同選手に対して複数クラブが関心を寄せる中、ブラジル復帰の噂もあるが、ジェズス本人はヨーロッパでのプレー継続を希望しているとも伝えられている。