年代別のタンパク質必要量、後編
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西田たかしでございます。
健康運動指導士、理学療法士、笑い療法士として皆さんの健康促進や生活の質の維持に関与する活動をしております。また、介護タクシードライバーを生業としています。
8回目の放送の本日のテーマは「年齢別の必要タンパク質量、後編」です。
成人すると成長も止まるしそれほどタンパク質は必要ないのでは、と思われがちですが実はそうではありません。以前の放送で体重60kgの人の1日の必要タンパク質量は体重の1000分の1、つまり60gとお伝えしました。
これは体を維持するのに必要な最低限の量です。
21歳から37歳ごろは学生から社会人になるので人間関係や仕事など社会的なストレスが増えてよりタンパク質を必要とするので体重の1000分の一は必要で運動したり、趣味で競技スポーツをしている人はもっと必要です、500分の1や250分の1でも大丈夫。ここで炭水化物を多く摂り過ぎてしまうと肥満・メタボ・鬱が待ち構えています。
38歳から50歳ごろは子育ても終わり、社会的な立場がより責任が重いものとなりそのストレスと体力的な衰え、それとそろそろ病気が心配な年になります。性ホルモンや副腎皮質ホルモンの減退を予防するためにタンパク質は欠かせません。
50から61歳ごろは病気の予防が主目的となってきます。男女ともに更年期への対策が必要となる時期でタンパク質がやはり必要です。骨も弱くなり始める時期で、骨の強化には刺激や負荷を与えなければならないので運動が必要となるのですが、骨の作り替えにはタンパク質と鉄とビタミンCが必要になってきます。
61歳以上になると現役を引退し余生をとなります。認知症・血管の硬化・内臓の萎縮・骨粗鬆症・内臓の下垂・筋肉量の低下これらの症状はすべてタンパク質不足からかので積極的に肉を食べて欲しいのですけど、歯が悪くなって肉が噛めないという方は安くて栄養豊富な卵が推奨されます。
こうしてみると生きていく上で、どの年代でもまずはタンパク質ファーストなわけですね。




