髪も爪もタンパク質から出来上がっております。
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西田たかしでございます。
健康運動指導士、理学療法士、笑い療法士として皆さんの健康促進や生活の質の維持に関与する活動をしております。また、介護タクシードライバーを生業としています。
11回目の放送の本日のテーマは「髪も爪もタンパク質から出来上がっております」です。
髪はケラチンというタンパク質から構成されています。
したがって、タンパク質不足は髪質に悪影響を与えます。パサパサの髪、細い腰のない髪、重症な方に至っては薄毛や禿げ上がる・・・・実は私は禿げておりまして、30代になって抜け毛がひどくなり、40歳の頃には頭頂が見事に髪がなくなってしまいました。よくよく考えると私の母は肉嫌い。あまりタンパク質を摂らない食事内容が多かった気がします。なので髪は細く腰がなく、若年にして元気を失い頭部から去っていきました。
これを予防するのはやはりタンパク質を大量に摂取し、毛根に栄養を与えることです。シャンプーやトリートメントで髪の手入れをしている気になっている方々は赤信号。界面活性剤をはじめシャンプーには髪に対して悪い成分が多いのが現実。髪が細く痩せる、伸びが遅いと感じたらシャンプーより卵をはじめとした動物性タンパク質の摂取です。
爪もそうで、切る時にパチンと音がしない弱い爪や親指の爪を押さえてスマホの画面ほどの強さがない場合は要注意。
そもそも、爪も髪もタンパク質から出来ていますが、タンパク質から作られているコラーゲンというものが髪、皮膚、骨、筋肉などの土台となっています。コラーゲンと聞くとサメの軟骨とかフカヒレスープで摂取と考える人は少なくないでしょうが、実はコラーゲンを摂取しても消化器官で吸収分解されてアミノ酸になって再合成されるので、コラーゲンはコラーゲンとして体の中で活躍しているわけではないのです。
タンパク質の含硫アミノ酸というものがコンドロイチン硫酸に分解されてそれがアミノ酸に再合成されているので、コラーゲンを取るよりも豊富なタンパク質と鉄、そしてビタミンCを摂取すると良質なコラーゲンが合成されるのです。コラーゲン信者には耳の痛い話でしょうが消化機能と栄養学の観点からするとそれが正解とわかります。




